けんちゃんの妹分?

実は、今ある計画が進行しております。

というのは、

「けんちゃんの妹分を迎え入れる計画」




そのコは、けんちゃんが居たショップに居ました。

スムダーの飼い主っていうのはやっぱりスムダーが気になる訳で、

「元気なコだね」

なんて時々顔を見ていました。



そして、その元気さが良かったのか悪かったのか、

月齢が大きくなったからなのか、

どんどんディスカウントされて行きました。



そんなある日、けんちゃんのシャンプー待ち中に、

ダンナと2人でケースの一番下の段に居た彼女を見に行きました。



今日もハイパーに元気です。

人間が大好きらしく、お客さんが通る度にアピールするのですが、

「いわゆる逆効果」

普通の飼い主さんは

「王道の可愛らしさ」

を求めますもんね。

みんな、もっと大人しそうなワンコに注目してました。



その時、ダンナは何を思ったのか、スタッフさんに

「このコ、抱っこ出来ますか?」




ええ〜っ!?

私は抱っこしてしまったら、もう惚れてしまうと思っていたし、

多頭飼いは私達には無理だろうと思っていたので、

抱っこだけはしないようにしていました。



抱っこしてみました。

激しい!

ハイパーギャルは肩までどんどん登り、

最終的には首に巻きつくという

誰かさんと全く同じことをしました。

普通はここでお客さんが焦ってしまい、

スタッフさんに戻してしまうようなのですが、

我が家では当たり前のコト。

何なく、降ろし、クリア。



ハイパーギャルも嬉しかったらしく、

メチャメチャぺろりすと。

これもソックリ。



スタッフさんが言いました。

「このコ、元気でいい子なんですけど、

激し過ぎて、お嫁に行けるか心配で。

けんちゃんちみたいに慣れてるおウチがいいと思ってるんですよねぇ。」

あーあ、言われちゃった。



いかん、いかん!

このままでは飼ってしまう!

2匹をちゃんと幸せに出来るのか??

経済的にも平気なのか??

自問自答が続きます。



そして、2週間位後に、用事があってショップに行きました。

あのコは居ませんでした。

スタッフさんに何となく

「あの端っこに居たスムダーの女のコ、家族決まったんですね」

と言っていました。

「それが、今お腹壊してバックヤードで経過観察中なんです。

もう殆ど治ってて、元気ありあまって暴れてますよ。

連れて来ましょうか?」



そして、またまたご対面〜。

元気・元気・元気〜。

顔もちょっと大人っぽくなって、体つきもしっかりしてきたみたい。

そしてやっぱりハイパーに甘えます。



この日から、本気で

「そのコを迎え入れること」

を夫婦で考え始めました。



とは言ってもけんちゃんとの相性が心配。

けんちゃん、パピーに人気があるんですが、

自分より小さい子を怒っちゃいけないと何故か思っているらしく、

イヤな時もイヤってワンすら出来ないんです。実は。



そして我が家に2匹が暮らせるスペースを確保できるのか?

経済的にも大丈夫なのか?

この2点は何とかなるんじゃないかと見通しが立ちそう。

今までより貧乏になるけど、仕方ない。



そして、一昨日、けんちゃんを連れてそのコに会いに行きました。

そのコは実はもう5ヶ月。

ワクチン接種は終わっており、一度店内のオープンサークルデビューもしたけど、

お腹を壊してバックヤードに戻っています。

お腹だけが懸案事項。

大事を取って、けんちゃんとの接触は出来なかったけど、

彼女はけんちゃんのことが気に入ったみたい。

けんちゃんはどうしたらいいのか分からなかったみたい。

しかも、接触を避けるために、けんちゃんは床でそのコは抱っこ。

自分だけ仲間外れだったのが不満だったのか、

自分の地位を取られると思ったのか、

若干スネ夫になってしまった。



家に帰って、また話し合い。

「多分、あのコの家族は早々決まらないから、

何回か会いに行って様子を見よう」

ということになりました。



そして、昨日。

また会いに行きました。

昨日は、

けんちゃんを迎え入れた時にお世話になったスタッフさんが対応してくれて、

「もう殆ど元気なのでリード付けて遊ばせてみましょうか」

と、何と、店内で一緒に遊びました。

相変わらずけんちゃんはそのコのハイパーさに引き気味でしたが、

自分から彼女の匂いチェックしてたし、

嫌いとかイヤとかではないみたい。



一方の彼女は、バックヤードから出れたことが嬉し過ぎて大興奮。

フェレットなの?」

と言う位にしなやかに動いて、スタッフさんの膝をジャンプで超えたり、

色々探検したり。

けんちゃんの仔犬の頃にソックリ。



そして極めつけは

「匍匐前進」

な、な、何と、2,3歩ではあったけど、

「匍匐前進」

しました。

しかも、お尻や後ろ足の動き、けんちゃんとソックリ。



彼女が売れ残ってしまったのは残念だし、

お腹をこわしてますます売れ残っているのは残念だけど、

もしかしたら、

「我が家に来るために残っている」

のかもしれません。



けんちゃんも、激し過ぎて

「3ヶ月にならない内にディスカウントされてた」

いわゆる

「売れ残り候補」

だった。

彼女も、いわゆる

「売れ残り候補」

です。



「残り物には福があるのかも?」
こういうのを「運命」って言うのかもしれません。