初めてのしつけ教室・後編

「初めてのしつけ教室・前編」の続きの記事です。

まずは人間の腹ごしらえ。

この日はドッグランに近い

「ナナハチ」さんへ

人間の本日のランチセット。

サラダ&スープ。

スパムと夏野菜のトマトソース。

シンプルなんだけど絶品!!

けん茶太もソワソワ。

残念だけどオヤツとってあげれないんだよ〜。

たまたまスタッフさんとお話出来て、

今は病気治療中で外ではフードしかあげれないけど、

そのうち少しなら外でササミだけとかはあげれそうってお話しました。

食べれるようになったらサービスしてあげるからねって言って貰えました。

けんちゃん、良かったね。



お昼食べてしつけ教室の会場へGO!

ウキウキでお散歩です。

案の定、道に迷いダンナが記念館の中に道を尋ねに行きました。

その間、ワンコの間では有名な?撮影スポット

「飛行機」

遠いけど

記念撮影?



無事会場に着いて受付済ませて

飼い主用のゼッケンと茶太


兄ちゃんが居ないので

アンケート用紙を記入してる間もソワソワ茶太


茶太!母ちゃんと頑張ろうね!」


けんちゃんとダンナは客席で見学。


しつけ教室スタート。私なりに納得した内容なので自分の為にもメモを残します。

茶太、こんなことしてるけど、頑張ったんですよ〜。


一応パピー向けなので

「しつけの一番の目的は『犬の命を守る事』」

具体的には例えば「道路に飛び出した時に呼び戻しが出来るかどうか?」

確かに。

飼い主の言うことを絶対的に聞く犬でなければ危ないですよね。


褒めるしつけもオヤツを使ったしつけも大事だけど、

それは根底の信頼関係が成り立ってからのことだそうです。

例えばオヤツだけだと、もっとくれもっとくれってなったり、

途中まで出来た時にオヤツあげちゃうとそこがゴールだと思って手を抜くそうです。

褒めるしつけも「褒める」と言うよりは「にぎやかにテンション高くする」ことが大事なんだそう。

犬同士は褒め合わないことから、

飼い主の言葉のニュアンスやテンションが高い事に犬は喜んでいるんだそう。

「褒める」と言う行動を使って「テンションを高くする」ことが正しいみたいです。

しつけ先進国と言われるヨーロッパやアメリカの飼い主さんが大げさに褒めるのは

褒めると言うよりテンション高くしてワンコを喜ばせる事が目的だそう。

確かに、ワンコがイタズラして高い声で大騒ぎするとますます興奮するけど、

低い声で怒るとやめますもんね。

根柢の信頼関係が成り立てば、その後、褒めるしつけやオヤツでしつけしても、いざと言う時にちゃんと聞くそうです。



では、「根柢の信頼関係をどう構築するか?」

「母犬のしつけをまねる」

のがベスト。



「集団生活する犬において重要なのは『群れを乱さない犬』になること」

なので

「他の犬に挨拶出来る」

「他の犬とほどほどの距離で上手く付き合える」

「他の犬にけんかを売らない」

などのことを母犬は教えるそうです。

なので、母犬は仔犬にとって絶対的に従う相手。

母犬がすることは

「仔犬が間違えたことをしたときに叱る」

その段階は

1.無視する

2.無視しつつ小さく威嚇する

3.面と向かって激しく威嚇する


飼い主の大半が出来ないのが無視すること。

これはしつけ本なんかにも書かれてるけど、

私も含めて意外と出来ない。

だって、カマッテが可愛いんですもん。

でも、それが騙されてるんだそうでうす。(^^;)



先ずは飼い主が練習。

ワンコのリードをなるべく首輪に近い位置で踏んで

ワンコの下顎が床につくまで押さえ

伏せまたは横たわらせる。

この時、ワンコは哀れな声出したり、暴れたりしますが、すべて「演技」なんだそうです。

過去にそういう行動したら構って貰えたことを覚えているので気を引こうと演技するんですって。

茶太のリードを踏んだら、最初はジタバタしてましたが、

意外と早々に諦めて「伏せ」てました。

今までこういう風にしたことないけど、茶太は何をすべきか分かったみたいです。

ワンコが何をしようが目を合わせないのもコツらしいです。

ワンコみんながそろそろ伏せてきたころに講師の方が

「母犬が威嚇する声の真似」

をしました。

ワンコみんなが怖がってブルブル。

講師の先生があっという間にボス。(笑)

これは大変勉強になりました。


リードを踏んでワンコを伏せさせた状態で講義を1時間弱。

茶太は割合と大人しくしてましたが、

プライドが高い実はテリア系であるミニシュナちゃん、

(うちもだけど・笑)頑固系のダックスちゃん、

力が強くてプライドが高い柴ちゃんが長い時間抵抗して暴れたり声出したりしてました。

そういう意味ではチワワみたいな体が小さくて使役犬ではない犬種は

体が小さい分、怖がってキャンキャン吠えるけど力もないし

使役犬でない分、こだわりが薄いのでしつけやすい犬種なのかもしれません。


人間が母犬の真似をして叱ると変な人だと思われると言うことで(笑)、

先生が人間が叱る場合を実践。

かなり低い声で勢いよく一言だけで叱る。

うちのダンナなんかも恥ずかしがって?低い声で勢いよく叱らないので是非真似して欲しいです。

叱ることにおいては私の一言の方が効いてますもんね・・・。(^^;)


他にも

「犬の性格は60%(だったと思う)は母犬からの遺伝」なので

生まれつきシャイな仔犬が居るのは当たり前で、

そういう場合に無理に他の犬と仲良くさせるのはストレス以外の何物でもない。

「抱っこ」をすぐしてしまいがちだけど、抱っこすることで目線が高くなるので強気になり、

飼い主より偉いと勘違いする事が多い。

なので、抱っこは犬の要求でするのではなくて、あくまで飼い主さんの意思で。

これはうちもついついやってますね〜。

けんちゃんは抱っこがあまり好きじゃないので、必要な時しかしませんが、

茶太は家でソファーに座ってるとすぐ膝に乗りたがる。

で、つい抱っこしちゃう。(^^;)

むしろ、ワンコが抱っこを要求してない状態で急に抱っこしたりへそ天にしたりして、

飼い主さんが上だと分からせる方がいいようです。

確かに、けんちゃんは、初めての犬なので最初だけは割と厳しかったので(笑)いきなり抱っこでへそ天でも我慢してます。

まぁ、食べ物でマテが出来なかったり、お座りや伏せが出来なかったり、アウトが出来なかったり・・・色々問題はありますが・・・。(^^;)

あ、そうそう!1歳位で自我が芽生えるので1歳になる前に根本的な信頼関係を築いた方がいいそうです。

「1歳まではいい子だったのに」

って言うのは1歳までは自我があまり無いので甘やかしてもそれなりにいい子で居られるけど、

自我が芽生えてくると飼い主を観察して自分より上か下かを判断するそうです。

けんちゃんは2週間程、茶太は1週間程、私に対して「反抗期」ありました。

わざと反抗して私の態度確認してました。

たまたま知識があったので無視&叱るで対処したけど、あれは大事だったですね。

と色々勉強になるお話を沢山伺えました。



この記事の前編で書いた「けんちゃんがダンナの膝に乗ってる」のも良くない行動なんだろうな〜。

けんちゃんの場合、目線を高くして強く見せたいと言うよりは

大好きなダンナから離れたくないと言う意味合いが強い気がしないでもないんです。

すると、ダンナには絶対の信頼を置いてるからいいことなのか?

う〜ん、難しい。



講義の内容を踏まえて、まずは

「呼び戻し」

の練習。

な、なんと!

茶太&私がモデルに選ばれました!

先生が言うには

「失敗しない環境作りが大切」

なんだそうで、

いきなりノーリードではなく、最初はリードつけて飼い主さんから1m程離れて保持。

飼い主さんはテンション高くワンコを呼ぶ。

戻ってきたらOK。

褒める。

距離を段々広げていく。

もし、戻らない場合はリードを持って呼んでいる飼い主さんのところに連れて行き、

やるべきことを学習させる。

さぁ、茶太、出来るかな??


びっくり!

一発で戻って来ました。

まぁ、5歳ですからねぇ・・・。

この時、つい

茶太茶太茶太!」

って3回連呼してしまいましたが、名前を間違えるので本来は1回しか呼ばないそうです。(^^;)

ドッグランで写真撮りたさに何となくやってた呼び戻し風?の遊びが役に立ちました。

茶太、頑張ったね〜!」



後半はミニゲーム

先程書いた母犬のしつけですが、叱ってばかりな訳ではなくて

叱るの半分、思いっきり遊ぶの半分なんだそうです。

これを真似して飼い主さんがテンション高く犬と遊ぶ練習のミニゲーム

1種目めは

「トランプの上でマテ」

この日は飼い主さんとワンコが3チームに分かれ、

1組ずつ伏せられた大きなトランプの前に行き、その上で伏せでも立位でもいいので3秒「マテ」。

出来たら交代、トランプが無くなった時点でゲーム終了です。

得点は各チームが獲得したトランプの枚数と裏面のトランプの数字を足し算したものでポイントが高いチームが勝ち。

茶太、若干?はみ出てる気がするけど、1発で出来ました。

茶太、すごいよ〜!!


2種目めは

「イライラスプーンレース」

ピンポン玉が入ったお玉をリードを通した手で持ち、スプーンレース。

ピンポン玉が落ちたらスタート地点に戻ってやり直しです。

こういうバランスゲーム得意なんですよね〜。

で、私は茶太そっちのけでゲームに必死になり、

茶太は客席の兄ちゃんを探してるの図。

茶太の注意がそれたのが良かったのか?一度も落とさずゴールです。(笑)


このゲームをアツイ視線で見つめるお方が・・・

すごく参加したがってステージに上ろうとしてたらしいです。


とても勉強になったしつけ教室。

講師の先生、ご一緒させて頂いたワンズ&飼い主さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。

今回はけんちゃんは参加出来なかったけど、

次回、チャンスがあればけんちゃん&ダンナペアで参加して貰いたいと思います。

ダンナ、私が言うことは聞かなくても先生の言うことなら聞くかも・・・の期待を込めて。



この日は歩いて歩いて

11518歩。梅雨の時期にしてはよく歩きました。



最後にキョウイチの写真。

「飛行機とのスリーショット」

「優等生・茶太


茶太、ホントに頑張ったね。お利口さんだったよ。

けんちゃん、次回は参加出来るといいね。父上と。(笑)」