ミニミニクラス会

昨日、何年振りかで高校時代の仲良し友人グループ4人で会いました。


少し前に、十何年ぶりかでクラス会がありました。
私は、病気のためか、行く気になれませんでした。
ある程度年齢を重ねてからの「クラス会」って、
その時の自分にある程度自信が無いと行けないと思います。
だって、絶対、近況とかのハナシになるから。
中には自慢しかしない人も居るでしょう。
年齢を重ねれば重ねるほど、
そういう傾向が強くなることも分かっています。
そうすると、今の自分と比較してしまい卑下して、
つらくなってしまうのです。
「今、病気なんです」なんて、言うのもイヤだし、
言われた方だって困ると思うのです。
沢山の人に会うのも凄く疲れるし・・・。
ということで、欠席しました。


そのクラス会の連絡のために、
久々に仲良しグループと連絡を取り合いました。
で、メンバーの中のTちゃんが、
出席できなかった私のために
「ミニミニクラス会」
を企画してくれたのです。


この仲良しグループのメンバーは私の病気のコトも、
ひどかった時のコトも知っています。
私が、
「『ドタキャン』する可能性もあるけど、良い?」
と言っても、
「良いよ。ダメだったら、次の月にでもすればいいじゃん。」
って言ってくれました。


「友人」ってありがたいですね。


最近回復してきているし、
「このメンバーなら大丈夫」
という気持ちはあったものの、
ちょっと不安でした。


でも、
「外で友人に会ってみよう。」
と思えた自分がちょっと成長したような気がして
嬉しかった


ランチを一緒にすることにしました。
場所は「カフェ コムサ」。
現地集合ということで。


約束の時間に行くと、
既にメンバーのTちゃん、Rさんが到着して席で待っててくれました。
なんか、グータン・ヌーボとかみたい。


Tちゃんは、大分前に離婚して、来年中学生になるお子さんが居るシングルマザー。
Rちゃんは、2度目の結婚をして、今1年生のお子さんが居るお母さん。
二人とも保育関係の仕事をしています。
この日は二人とも休みだと言うことで、
「ミニミニクラス会」が実現しました。


「久しぶりー」
「どうしてた??」
なんて会話を交わす私達。


しかし、もう一人のメンバーPが来ません。
Pは「ケータイ絶対持たない派」なので、連絡のしようもありません。
「まあ、そのうち来るよ」
と言いつつも、ちょっとみんな心配。


Pは、1年程前に、
私と同じ種類の病気になり、退職して、療養中。
以前に連絡を取った時も、
かなり悪いようだったので、心配してました。

約束の時間から15分ほど遅れて登場。


「P、変わってないねー。」
「そんなことないよ。」

やっとメンバーが揃いました。


ランチをオーダーし、
話し始めたら止まらない、止まらない。
一応、みんなの近況をそれぞれが言い、
話が弾みます。


みんな違う道を進んでいるけど、
ノリは高校生の時のまま。
ボケる私&Tちゃん、ツッコムみんな。
もち、ノリツッコミも有りです。


結局、ランチどころか、ケーキも食べ、3時間半位居るという
「迷惑なオバさんグループ」
になってしまいました。
(お店の方、ごめんなさい。)



みんな、私が想像していたのとは
違う道を進んでいるように思います。


Tちゃんは、結構のんびり(悪く言えば「ボー」っと)してて、
すぐ「もう!!」って文句言ってました。
私は、Tちゃんは、
「普通の家庭の普通のお母さん」になると思ってました。
意外にも、離婚。
彼女の決断にビックリしたものでした。
シングルマザーになっても、
のんびりしてたことが良かったのか、
「意外にも肝っ玉母さん」になってて、
「もう!!」なんて言わない、
多少のことでは動じないたくましいお母さんになってました。
勿論、お子さんがしっかりしてると言う点もあると思いますが・・・。
ここの親子は既に「友達」の域に達しているようです。



Rさんは、私以上に男らしいというか「熱い人」で、
世の中とかの間違っていることとかに
「フン!!」(怒るとこの鼻息が出てしまう)って怒ってました。
(他人に対して怒ることはあんまり無かったなー)
てっきり、「バリバリ働く女性」、
恋多き女性だったので、結婚しないかと思ってました。
1度離婚してしまったけど、
2回目の結婚で
お子さんが出来て随分変わったみたいです。
間違いとかを許さない「熱い」部分は変わらないけど、
「フン!!」と怒ることはなく、
理論的に整理するところで終わるようになったみたいです。
彼女のお子さんは、某セレブ私立校に通っています。
ご主人の母校のようです。
お受験の話とか全くしてなかったので、てっきり公立かと思っていたのですが、
お受験準備を全くしてなかったにも関わらず、
「受けさせてみたら受かった」
から通わせてるそうです。
そこでの「セレブママ」達との付き合いは彼女にとって苦痛のようですが。
お子さんの話を
テレながら話す彼女は前よりずーっとキュートだと思いました。
お子さんは、すごく優しいコみたいで、
夫婦は子供の前ではケンカしないようにしているらしいのですが、
それとなく察知して「お父さんは、時々ワガママだもんね。」と慰めてくれるそうです。
こんな話、普通、自慢話ですよね。
普通の人にとっての自慢話が、彼女にとっては「少し照れる話」なのです。


Pは、ちょっと、その当時の「女子」っぽくない、少し変わった人でした。
彼女の将来はちょっと予測できなかったなー。
でも、クールで独特の感性を持つ彼女がうらやましかった。
彼女が、私と同じ種類の病気になるなんて、思いも寄りませんでした。
Pも私みたいに
「自分を守るために」「クールな人間を演じていた」のかもしれません。
彼女が病気になってしまった経緯を初めて聞きました。
本当に大変だったと思います。
そして、今も心配事が残ってて、療養に専念出来ないというつらい立場にあるようです。
でも、食事を美味しく食べれるようになったと聞いて、ホッとしました。
実際、ランチ&ケーキまで行っちゃったし。
私の病気って、すごく具合が悪い時は食事を取ることすらイヤになってしまうので。
Pには本当に早く良くなって欲しいです。



このメンバーなら、会おうと思った理由を考えてみました。



勿論、古い友人であること。



そして、
何より「相手の気持ちを考える人達」だからだと思います。
相手が嫌がることを興味本位で聞きたがるなんてことは絶対にしないし、
相手が話したそうだったら、さりげなく水を向けてくれます。
そのタイミングは長い年月で培われたモノだからなのか、
「絶妙」です。



さらに、「女性独特の雰囲気が無い」ことでしょうか。
勿論、自分たちも女性ですから「女性独特の雰囲気が全く無い」とは言いません。


「女性独特の雰囲気」というのは、
多くの女性が「悪口」と「噂話」が好きなことです。
何故、多くの女性は「悪口」と「噂話」が好きなのでしょうか?


ここで、敢えて「悪口」と書いたのは、
多くの女性の「愚痴」は「愚痴」の領域を出て、
「悪口」にまで発展していることが多いように思うからです。
それも、最後に笑えるようにまとめるなら、
「愚痴」の領域まで戻れると思うのですが、
徹底的に「やっつけて」、
次のターゲットに移るというパターンが多いように思います。
そして「噂話」。
例えば「誰々がデートしてるの見ちゃった」なんて軽い噂話はいいと思います。
でも、
「他人のプライバシーに踏み込みすぎた噂話」

得てして「推測・憶測」が混じっていることが多く、
他人を傷つけることだってあると思うのです。


ちょっとしたカフェやファミレスの女性グループから漏れ聞こえてくる話は、
大体、この2つが繰り返されているような気がするのです。


私は、そういうのが苦手です。
なので、そういうタイプの女性と一緒に過ごすと物凄く疲れます。
相手も私があまりノッて来ないのでつまらないみたいですが。


今回も、Rさんのセレブママの話から、
このメンバーが
「女性独特の雰囲気」
が苦手だということが再確認されてしまいました。


だから、このメンバーを大切にしなきゃいけませんね。
ある意味、「希少」なタイプの女性達ですから。
あ、でも、私の友達って、こういうタイプばっかな気もする・・・


「Tちゃん、Rさん、P、
昨日はありがとう。
これからも宜しくね。」