マジスキー!!!〜超ハイレベル編〜(前編)

kenchan0904292010-03-10

昨日は、3/8にアップした「明日はマジスキー!!!」にも書いたように

「超ハイレベルマジスキー」

に行ってきました。

(「明日はマジスキー!!!」はコチラ→http://d.hatena.ne.jp/kenchan090429/20100308/1268013236

さっきも書いたように「筋肉痛」です。


今日のこの記事は、

「私自身が習ったことを忘れないように、

自分のために書いたものなので、

超マニアックな内容」

です。



行き先は「ノルン水上」。

朝、9時半頃からレッスン開始。

私、朝一の足慣らしで「大クラッシュ」。

目が覚めました。

お尻も痛かったけど。


今シーズンのテーマは、1/27にアップした「マジスキー!!!」にも書いたように、

何と言っても

「内足始動」

(「マジスキー!!!」はコチラ→http://d.hatena.ne.jp/kenchan090429/20100127/1264560070


このテーマを中心に、

先ずは大回り。


Yさん、さすがです。

上手すぎます。

前回の「マジスキー!!!」の後、2回しかゲレンデに立ってないとは思えません。

すっかり、

「内足始動」

マスターです。

しかも、その後の

「斜滑降時の加圧」

もしっかりマスターです。


本当はYさんやJの滑りの画像もアップしたいけど、

さすがに本人の承諾を得ないとやっちゃいけないコトだと思うので、

残念ながら、ナシです。


Yさんはレベルが高いので、

Jにする質問も「超ハイレベル」。

Jも説明も演技も上手い先生なので、的確且つ分かり易く応えてくれます。


それを聞くだけでも、大分下のレベルの私も勉強になります。


Yさんが次にやろうとしていることは、

「ターンの谷回りを長く取って、更に早く滑る」

こと。


山回りを多く取ると、当然のことながら、

斜面を登って行ってしまうので、

減速要素になってしまうのです。


谷周りを長く取れば、

ターンの中の斜面を落下する部分が長くなり、

より加速し、更に速い滑りに繋がります。


そのためにどうすればいいか。


内足始動の時に、内足の膝を外側に曲げた後、

内足の軸をしっかり取って、外足を滑らせる。

内足の軸をしっかり取るには、内足を畳んで

重心をしっかり内足のスキーに乗せる。

すると、人間の体の構造上、骨盤が元の形に戻そうと回って来て、

外足のスキーが回って来る。

この時に内足を大きく畳めば、外足が伸びた状態で回せるので、

外足のスキーは加速して回って来る。

加速して回って来るということは、

谷周りで加速するので、必然的に谷周りが長くなり、

ターンの中の斜面を落下する部分が長いので、更に速い滑りとなる。

更には外足が伸びているので、雪面からの抵抗を大きく受けることが出来、

ターンが安定する。

雪面からの抵抗力を利用すれば、

次のターンへの内足始動が素早く、力のロスも無く、楽に行える。

楽に行えるということは、余裕があるので「ミス」が少なくなる。


なるほど。


私にも1つ課題が与えられました。

私の滑りには前後動が見えないので、

「迫ってくるカンジが見えない」

というものです。

具体的な方法をYさんがアドバイスしてくれました。

ターンの斜滑降時に、

谷側の手を山側の足の膝につく位まで回してみる。

すると、体が反動で勝手に元の位置に戻ろうとし、

次のターンの始動時に

「体が、谷側に投げ出されるように出て、滑りに前後動が出てくる」

という方法です。


この「体を谷側に投げ出す」という動作は、

それだけをやろうとすると、とても怖い動作。

しかし、Yさんのアドバイス通りにやってみたら、

恐怖感無く、大分投げ出せるようになって来ました。

しかも、ちゃんと投げ出すようにすれば、かえって安定して「怖くない」。


なるほど。


ということを踏まえ、自分の滑りを自分で分析。

滑る前には

「内足曲げて」「外足伸ばす」「投げ出す」「丁寧に滑る」

ことだけを考えて、滑り出すように心がけました。


1本目

内足始動しようとしているけど、膝をもう少し外側に倒した方がいいかな。

結構、内足の軸取れてる。外足、回ってきてる。

もう少し、頑張って乗ってかなきゃ。加速しない。

次の内足始動に向けて体を落とそうとはしている。もっと、積極的に。

内足始動、結構出来てるけど、もっと畳むこと。
ヘッドムービングは良いカンジ。
手も遅れてない。

これは、ポジション良いと思う。外足も伸ばせてる。

結構、倒せてる。外足にちゃんと雪面からの圧力受けてる。
エッジもかんでる。

折角、板が走りそうだったのに、悪い癖「シザース」。
気をつけよう。


2本目

内足始動にも慣れて来たカンジ。少し、腰が後ろ??

内足の軸出来てきてる。外足も回ってきてる。
外足伸びてるし、いいのかも。

内足倒せてるし、軸も出来てる。良いと思う。
外足が体より後から着いて来て回って来てる。
体も結構落としてきてる。

板にちゃんと乗れてる。
ポジションも板と板の真ん中に戻って来てる。
内足も結構畳めてる。


目線が動く方向にちゃんと合ってる。
内足の板が浮いてるのは気になる。
足元に何かモコがある??

内足の板が浮いてるのが気になる。
気をつけよう。

やっぱり、少しモコがあった??
頑張って内足から入ってる。

モコを潰して行こうとしてる??
手が出て来てるのは良いと思う。

この瞬間は、かなり良いと思う。
板もトップからくってるし。
うーん。こういうのは、先生に観て貰わないと分かんないな〜。

板、走ってる。
いいかも。


Yさんの滑りと比べて、一番大きな差は
「板が走ってない」
ことでした。

今までの解析でも、内足始動は頑張れてきてるけど、

その後の「板を走らせる」ことがあまり出来てないように思いました。

今度は、内足始動は勿論だけど、

「その後に『加圧』して『板を走らせる』こと」

にもう少し重点をおきたいと思います。



次いで、小回り。


今の検定におけるトレンドとしては、

今まで書いた「大回り」を小さくしたイメージの「小回り」。

この方法では、比較的滑っている幅が広く、1回のターンで落下する距離も長い。

見分け方は、滑っている人に明確な横移動があるかどうか。

これは、「掴めた」と思える滑りが1度ありました。

とにかく内足始動だけを意識して、丁寧に滑れば、勝手に出来るような気がします。

ただ、いつも出来るように「精度」を上げることを目指さなくてはなりません。


もう1つのトレンドは、

上体はそのままで、下半身だけを回す小回り。

この方法は、ベンディングに見えやすく、意外にスピードが出ないので

今の検定では少し受けが悪いようです。

ただし、不整地や足元を探る滑りの時には有効。

見分け方は、滑っている人が横移動することなく降りてくること。

これは、今までの技術である程度は出来ると思います。


最後にフルカービング

これは、私なりにある程度出来ました。

Jのアドバイスは、

「板が走った時に、体が遅れないように着いて行くように」

これは、自分で注意しながら滑れば、
何とかマスター出来そうです。


そんなこんなで、お昼1時間休憩しただけで、リフト終了まで滑りました。


Jからも、「一日で随分伸びたね〜」と言われ、ホッ。

後は、このイメージとか感覚を忘れないようにしなきゃです。


私達、かなり「怪しいグループ」だったと思います。


私はおまけで参加させて貰って、色々吸収出来て、上達もして、

イイコトづくめの一日でした。



そして、温泉へ直行!!

地元の方の利用が多い所のようでした。

気持ち良かった〜。

いいお湯でした。


帰りの車でも「技術選」のDVDを観て、

「一日中スキー漬け」

こんなの、何年ぶりだろう。

1級を受検してた頃以来かも。


すごーく、充実して楽しい一日でした。


来週のYさんの検定、
一緒に行って「応援&撮影」しようかなって思ってます。


こんなに「アツいスキーヤーな私」。

何年ぶりだろう。

まだ、こんなに情熱が残ってたんだって、ちょっと嬉しくなりました。