こんにちは・ありがとうございました

犬を飼うようになって


「こんにちは」とか「こんばんは」、「おはようございます」

っていう何気ない挨拶。



「ありがとうございました」

っていう感謝の言葉。


「すみません」

という謝罪の言葉。


を以前よりも多く使うようになった気がします。



我が家の周りは落ち着いたお家が多いです。

働いていた頃は、朝早く出掛けて夜遅く帰って来るし、

休日も特に近所に出掛けることもなく、

ご近所の方とも会った時に「挨拶と会釈」する位のおつきあいでした。



ところが、けんちゃんがウチに来てからは、

生活が一変。

仕事をしていないせいもあるけど、

今まで外に出てなかった時間に

「お散歩」

したり、

「他のワンちゃんと飼い主さん」

に会ったり。



お散歩デビューの頃は、

「何もかも『初体験』」


どのワンちゃんも飼い主さんも

「初対面」


いつも「大緊張」です。


その雰囲気を察してか、

他のワンちゃんの飼い主さんが

積極的に話しかけて来て下さったりしました。



初心者飼い主は、最初はビックリしたけど、

「こんにちは」

って大きな声で言えるようになりました。



お散歩デビューしたばっかりのパピーだったけんちゃん。

他のワンコが気になって仕方なくて、

しつこく挨拶。

(あ、コレは「成犬」になっても変わってないか・・・)



相手のワンコが遊んでくれると、

本当に嬉しくて、自然に

「ありがとうございました」

と心から言うようになりました。



けんちゃんは人間も大好き。

色々な人にも、甘えます。

初心者飼い主は、本当に申し訳なくて

「すみません」

と心から言うようになりました。



「こんにちは」「ありがとうございました」「すみません」

こういう言葉って、

本来、いっぱい使われるべき言葉なんだな〜って

今、思います。



普通に一人で道を歩いている時に

知らない人に挨拶してもされても、

「変」

ですよね。



でも、「ワンコ」が居ると違います。

知らない人でも「挨拶」しても全然おかしくない。

不思議ですね。



むか〜し、ハワイによく遊びに行っていたころ、

まだ

「Friendly Smile」

の習慣が当たり前で、

知らない人同士が会っても、目が合えば「Smile」

「Morning!」「Hi!」

なんて挨拶交わしてました。



全然知らない配達中のコーラのベンダーさんに

「Nice Boad!!」

なんて持ってたボディーボードを誉められたこともあったっけ。



何年か経ってくると、ハワイもどんどん都会になって、

「Friendly Smile」

の習慣が薄れていったように思います。

(この「Friendly Smile」が「私にとってのハワイの魅力だった」のかも・・・??)


イライラするほどの「のんびりハワイ時間」もどんどん「正確な時間」に修正されて、

みんな余裕が無くなったのかな〜。



話がそれたけど、

日本も「挨拶すら出来ない」社会になっていたんですね。



でも、今、ワンコを通じて、私は

「Friendly Smile」

を実感しています。



「こんにちは」

って声に出してみると、

「とっても気持ちがいい言葉」。



「ありがとうございました」

って声に出してみると、

「気持ちが暖かくなって笑顔になれる言葉」。



「すみません」

って声に出してみると、

「相手との距離が縮まる言葉」。



こういう言葉、もっと使ってみてもいいんじゃないかな??

こういう風に考えるようになったのも、けんちゃんが居るから??



「けんちゃん、

気付かせてくれて、ありがとう。」


けんちゃんが居ると、「無愛想なダンナ」もちゃんと笑顔で挨拶してます。

ダンナがけんちゃんに「赤ちゃん言葉」を使うようになったのには、

本当に驚きましたけど。