犬のつぶやきに学ぶコト 3

kenchan0904292010-05-23

5/21にアップした

「犬のつぶやきに学ぶコト 2」に書いた

ドーベルマンがトイプードルを噛み殺した悲しい事件」

(庭に離し飼いにされていたドーベルマンが、

たまたま散歩で通りがかったトイプードルと飼い主さんを襲って、飼い主さんは重傷。

トイプードルは残念ながら亡くなったとのことです。)

について少し書きたいと思います。

(犬のつぶやきに学ぶコト 2はコチラ→http://d.hatena.ne.jp/kenchan090429/20100521/1274396923



この記事は、全くの「私の個人的見解」です。



ドーベルマンは警察犬・軍用犬等をこなす「大変賢い犬種」。

むしろ「飼いやすい」犬種だそうです。

ただし、大変活発とのことで、運動量が少ないとストレスが溜まり、

「破壊行動」を起こすこともあるそうです。

繋いで飼う事はかなり困難な様です。



だから、ドーベルマンにとっては、

たまたま通りがかった

トイプードルと遊んだつもりだけだったのかもしれないし、

獲物だと思ったのかもしれない。



それを制御すべきは、

ドーベルマンの飼い主さん。



でも、そのドーベルマンの飼い主さんが

「犬は犬らしくしていて欲しい」

ドーベルマンに必要な運動量を確保したい」

という思いから、離し飼いにしていたのかもしれないし、

いつも厳重に戸締りしていたのに、

「魔が差した」

のかもしれない。



あり得ないとは思うけど、

トイプードルと飼い主さんが知らず知らずのうちに

「挑発行為」

をしてしまったのかもしれない。



だって、「犬」には人間以上に

「絶対」

っていうことはあり得ないのですから。



トイプードルと飼い主さんは本当にお気の毒だと思います。

でもね、ドーベルマンだって被害者(犬)だと思うのです。

そして、多分「悪者扱いされるドーベルマンの飼い主さん」だって

被害者かもしれないと思うのです。



記事によると、ドーベルマンは、以前から、

近所の人に怖がられていたとか。

ドーベルマン、賢い犬だけど、

「見た目が大きくて迫力満点」

「警察犬や軍用犬のイメージが強くて、

普通にしてても怖がられることも多かった」

でしょう。



今後の彼(彼女?)は、多分、そういうことにされてしまうのでしょう。

全然悪くないのに・・・。



ドーベルマンのような犬種を飼う以上、

その犬種がストレスを感じずに暮らせる環境を整えたり、

社会性を身につけさせたりするのは、

飼い主さんの「義務」だと思います。



でも、飼い主さんが、もし、

ご近所の方とコミニュケーションをとって、

「この犬には近づかないで下さい」

とか

「近くを通る時はご注意下さい」

といった注意喚起をしたり、

近所の人に慣れて貰えるような努力をしていたとしたら・・・。

飼い主さんも「精一杯の義務」を果たしていたとしたら・・・。



この事件、

「幾つかの不幸な出来事が重なってしまった」

としか言い様が無いように思うのです。



自分も含めて、

「果たして、ウチの犬は幸せなのだろうか?」

「私も偉そうに『義務』とか言ってるけど、

自分自身が『その義務』を果たせているのだろうか?」



犬のつぶやきに学ばされました。




「お犬様天国・日本、

そろそろ、ちゃんと考えた方が、

良いよね。」

何か、切ない終わり方になってしまった・・・。