育犬本??

我が家では、かなり前から

「犬を飼いたいね」

という話をしていました。



しかし、私もダンナも

「犬や猫を飼ったことがありません」

でした。

ド初心者です。



そんな頃、きっと多くの愛読者がいる

「超有名・犬の雑誌」

が創刊されました。


「将来、飼えるようになったときのために」

と、犬を飼っている訳でもないのに、購読を始めました。


私よりダンナの方が熱心に読んでいたと思います。


二人とも、

「犬を飼ったことが無いので、記事は全部新鮮」

に感じたし、

「そうなんだ〜」

と感心することもしばしば。



記事の内容が自分たちにとって全部新鮮だったこともあってか、

結構頭の中に残ったりしてました。


そして、いざ、

「けんちゃんを迎えること」

になりました。


これまで記憶した雑誌の記事がとっても役に立ちました。

食事のコト、うんちのコト、健康面のコト。


おまけにショップで貰ったDVDも

何度も何度も見ました。



でも、食事やウンチや健康面以外のことで、

「あれ?おかしいな〜??」

ということが段々出て来ました。



先ず、DVDによると、

「仔犬は、狭くて暗い所が好きなので、

早めにケージに入れてあげましょう」

ということだったので、キャリーケースを兼ねたケージを購入。



けんちゃん、最初は興味を示していましたが、

「断固として入室しません」

でした。


お気に入りのおもちゃを入れても、

「救出」

してきてしまう始末・・・。


あれ?おかしいな〜??


キャリーケース、今は、

「人間の大事な物の隠し場所」として利用しています。



「犬は掃除機が怖い」

と聞いていたので、細心の注意を払っていましたが、

ウチに来た次の日から掃除機に興味深々。

スイッチを入れると「大興奮」。


あれ〜?おかしいな〜???



疑問は増えるばかり。


「そろそろ躾を始めなきゃ」

と言う頃になって、ますます

「あれ?おかしいな〜??」

と思うことが出て来ました。



皆さん、「躾」の際に、

「ご褒美のオヤツ」

をあげているみたいなんですが・・・。


ウチ、あげてませんでした。

けんちゃん、ごめん!!!



「お座り」

はサークルの中に居る状態で、手を上方にかざしていたら、

「何となく出来るようになって」

ました。

出来た時は、「えらいね〜」と声をかけるだけ。

(これは、決して「自慢」じゃないです。)



本を読んで、

「なるほど、オヤツを使うのか」

と、本に書いてあった通りにオヤツを使うと、

オヤツに向かってジャンプしてしまって、

「全くお座りが出来ません」

でした。



お散歩デビューの頃から、

角を曲がる時と道を渡る時などには

「待って」

と一度リードを引いて止まらせて

一旦待たせるように教えました。



色々な先輩飼い主の方に、

「車にだけは気を付けてね」

とアドバイスされたこともあり、

これは

「絶対覚えさせなきゃ」

と思ったためです。



で、「待てたら」

「ヨシ、行こう」

の合図でリードを緩めて歩き出す。



これも後で本を見たら

「待てたらご褒美のオヤツ」

をあげるものだったようです。



試しにご褒美のオヤツを出したところ、

オヤツにジャンプしてしまい、

全くの逆効果。


あれれ??

ウチの犬って変わってるの???



「ついて」の練習もそうです。

うちのけんちゃん、

「好奇心旺盛・

どの犬にも挨拶したい・

何でも嗅いでみたい」

というやんちゃな犬。



これは「危ない」と思い、

「ついて」

の練習を始めました。



今回は、本に書いてあった通り、

「ついて」欲しい時に、

「おやつを出し、集中させて一緒に歩き、

出来たらご褒美としてあげる」

というものです。



張り切って、やってみました。



ダメでした。



おやつを出した途端、

おやつに向かってジャーンプ。

「縦方向について」

くれました。



仕方が無いので、リードを短く持ち、自分の背中側でホールド。

ひたすら

「ついて」

と声を掛けながら、自分の横について

「歩かせる練習」

をしました。


上手くついて歩けている時は、

「上手だね〜。」

と褒め殺し。


この練習風景、私の声だけがするし、

けんちゃんは小さくて目立たないし、

「スゴイ怪しい光景」

だったと思います。



結局、けんちゃんが出来るコトって、

「お座り」

「待って」

「ついて」

位しかないのですが、

(あ、離れたところで、「名前を呼ぶ」と嬉しそうに飛んで来ます。←当たり前か??)

全部「褒め殺し」でマスターさせました。



おやつを使わなくて済むなら

その方がいいと思う方もいるかもしれませんが、

本に書いてある方法が使えないので

「オリジナル」を考えなくてはならず、

それも一苦労です。



他にも、

「犬は自分の寝床におしっこをしない」

って聞いていたのに、

「平気でして、その上に寝ちゃったり」

します。



「雷も全然怖くない」

らしいです。


「玄関チャイムにも無反応」


育犬本、ウチには全然、あてはまりません。

でも、買っちゃうんですよね〜。つい。


先日読んだのが、コレ。

何だかビミョ〜な絵の表紙。

中身もちょっと変わってました。

話の最後は大体、「くだらないアメリカンジョーク風」で括られていました。

でも、中身は中々。

ちょっと変わった犬の理由が結構書いてありました。

為になったような気もします。



「それにしても、

けんちゃん、

ちょっとは『育犬本』に沿った行動してみない?」


まあ、個性だからいいけどさ。