カツオ１号・２号
我が家には、
「サザエさん」でおなじみの
「カツオ」が
２人居ます。
１号は、
「けんちゃん」
やんちゃで、暴れん坊で、悪だくみもするヤツ。
でも、不思議と大したイタズラはしないんだよな〜。
壁の一部をカジカジした程度で、机の脚とかは無傷だし、
やろうとしてても、
「ダメ！」
でやめるし。
リンゴのにがにがスプレーを見せれば、
「スミマセン」
だし。
そう考えると、結構いいコなんだよな〜。
それに、子供だし
（って人間の年齢に換算したら２０歳位なんだけど）、
私が元気がなかったり、泣いてたりすると、
寄り添ったり、舐めたりして慰めてくれるし
（これも興奮してくると慰めてくれてるのか襲われてるのか分かんないけど）、
何でも一生懸命な「カツオ」です。
問題なのは２号。
勿論、ダンナです。
ここのところ、体調が悪かったので、
洗濯やけんちゃんのお世話・掃除等をお願いしていました。
確かに
「世の男性はそこまでやってくれないよ」
と言われればそうなんだけど。
腹が立つのは
「やる」
と言って期待させておいて
「やらない」
という
「有言不実行」
なのです。
全く、
「カツオ」
です。
さらに、やり方が分からないと、
「やらない」
やってみようとすらしない。
家事の手順が分からないにも程があります。
私自身も結婚してからずっと自宅で、
母が家事をやってくれていたので、
結婚当初は料理は少し出来るものの、
掃除・洗濯を効率よく出来なくて大変でした。
それでも、例えば「洗濯」なら
「どうすれば早く、しわにならずに乾くのか」
「掃除」なら
「どの手順でやれば効率よく進むのか」
を考えて、自分なりの手順を作ったものでした。
カツオ２号は
「やり方分からないから教えて」
が口癖。
自分で考える気ナシ。
で、「自分で考えろ」という言葉をグッとこらえて、渋々教えます。
そこからが
「カツオ２号の本領発揮」
教えて貰った手順ややり方を
「カツオ２号流にアレンジ」
するのです。
より良い方法にアレンジしてくれるのなら、文句は言いません。
その方法は
「とにかく『手を抜く』」
カツオ２号にとっては、何故、その作業を行っているのかは
「どうでもいい」
ことで、
「やってあればいい」
んです。
例えば
「洗濯物を干す」
という作業。
洗濯物は何故乾くのでしょう？
１．気温によって水分が蒸発する
２．日差しによって水分が蒸発し、
且つ日光による消毒効果も得られる。
３．乾いた風により水分が蒸発する。
と主にこの３つの物理現象によって
「洗濯物は乾きます」。
気温が高い夏なら関係ないかもしれませんが、
急に涼しくなって来た今日この頃。
どうすれば
「洗濯物は速く、効率的に乾くでしょうか？」
１．厚手の物は日差しが良く当たる場所か
風通しのよい場所に干す。
２．洗濯物同士の間隔を開けて、
各洗濯物に対する日当たりと風通しを確保する。
これって、小学生でも分かると思うんですけどね〜。
カツオ２号にとっては、
「干してあればＯＫ」
なんです。
干し方なんてどうでもいいんです。
とにかく手を抜いてラクしたいんです。
結局、干し直しするのは私。
頼んだ意味があるようなないような･･･。
「掃除」。
これも置いてあるものを全部どけて
掃除機をかけるように言っているのではなく、
フローリングワイパーを掛けて欲しいと言っているだけなのです。
埃や髪の毛・けんちゃんの抜け毛は隅っこに溜まります。
で、そのことも言ってあります。
それでも、真中しか拭かない。
「拭けばそれでいいんです。」
結局、後でこっそり拭き直すのは私。
子供と一緒で、やり直しされると
「へそを曲げる」
から。
けんちゃんのお世話にしても同じ。
洗濯や掃除は「生き物」じゃないからいいけど、
けんちゃんは生き物です。
「やってあればいい」
じゃ、困るんです。
「ちゃんとやってないと困るんです」。
「カツオ２号」、
いつまでカツオのままなのか･･･。
頭が痛いです。
このまま更に歳を重ねて頑固になったら･･･
ゾッとします。
今日はカツオ１号があまりに元気で、
カツオ２号に促され、ちょっと体調を悪いのを押して、
長ーいお出掛けをしました。
疲れましたよ。私だって。
でも、洗濯物の片付けやらなんやらがあって
夕寝なんてするヒマありません。
カツオ１号はともかく、
カツオ２号も爆睡中。
私のこの怒りは、
どこへぶつければいいんでしょうか？
「カツオ１号の方が
カツオ２号より先に大人になりそうです。」
カツオ２号は喫煙者、いやチェーンスモーカー。
しょちゅうタバコを吸いに外に出ます。
その間に家のことをする私。
同じ１０分でも、すごく損してる気がします。
