シーズンインキャンプ!!

今回は自分のマジスキーの記事です。

レッスン内容を自分が忘れないための記事なので超マニアックです。

12月の第1週の週末、スキーのメーカーさん主催のシーズンインキャンプに参加しました。

私が所属しているスキーのメンバーが誘ってくれて、男子ズ3人と私の4人で参加。

直前まで

「雪が無くて中止?」

と心配になるほど雪が降らない今シーズン。



それでも人工雪をつけてキャンプは開催されることとなりました。

場所は長野の志賀高原

キャンプ当日、現地入りしてみると・・・


「嵐!」


強風が吹き荒れ、雨まじりの雪。


リフトが動くとは思えない天気です。



結局、リフトは動かず、視界もあまりに悪いので、

午前中は各自部屋で待機。




午後もリフトが動かず大広間で座学。

ところがこの座学がと〜っても有意義でした。

当たり前だけど雪上でブーツ履いてると足や身体の動きって分かりにくい。

この座学ではと〜っても分かり易く説明して頂きました。


(写真はHPから拝借しました。営利目的じゃないしいいですよね。)


今年のトレンドであり、またシーズンインに気を付けたい項目に絞ってレクチャー。


自分が思ったポイントは

「いわゆるフェイスコントロール

そしてこのフェイスコントロールに結び付けるためにシーズンインは

「無理にエッジに乗ったり、身体を固めたりせず、歩くように自然な動きで滑る」

こと。



そんなレクチャーを受けている間に、

な、なんと!リフトが動き出しました。

大慌てで班分けして着替えやら用意やら・・・!



私はテククラ班に入りました。

コーチは渡部先生という若くてイケメン!

これだけでテンション上がる自分が情けない・・・。

メーカーさん主催のキャンプなのでメーカーさん所属の選手が先生というのも魅力的です。



1日目のレッスン内容は

「スキー板の面で滑りましょう」

という内容。

そのために、先ずは上半身を使う練習。

ヘッドムービング使って進行方向に進むのが肝要。

最初のトレーニングは

「横滑り」

横滑りってエッジが立ってると出来ない。

エッジ=ブレーキ。

いかにエッジを外して思う方向に移動できるかを体感。

この時、頭が足元見てると、若しくは上半身が被っていると

板のエッジが雪に食いこみ、エッジは簡単に外れない。

そこで視線を遠くにし、視野を広く取る。

すると板のエッジは簡単に外れ、横滑りが簡単になる。



この横滑りはフェイスコントロールの大前提。

スキーってそもそも雪のある坂道を如何に速く滑り下りるかというスポーツ。

一番速いのは直滑降。

しかし、それではスピードコントロールできないし危険なのでターンしている。


なのでターンをどうやってやるかがスピードコントロールの鍵。

スキーの板や滑り方の進化に合わせて色々な方法が考えられてきたけれど、

今のカーブが緩くなってそこそこの長さがあるカービングの板では

エッジの切り替えだけで滑るよりも板の面を使って滑る方が

ターンコントロールが楽な上に速い。



そんなことを踏まえた上で、横滑りからターンへ。

これもこの何年か言われている

「内足始動」

具体的には次のターンの山足となる足(内足)の膝を開くようなイメージでエッジを外し、

板が勝手に下を向き落ちて行くのを待つ。

これがターンのきっかけ。

そしてこの時、視線はフォールライン方向。

で、ターンの後横滑りで進み、山回りが終わる頃に再度内足始動。

この時も視線は進行方向。

割と上半身が自由なカンジ。

1日目はこの感覚をマスターすることで終了。



2日目はこんな天気だったけど、

リフトも無事動いてレッスン開始!




2日目は更にターンの本質に近づく内容。

今度は外足(次のターンの谷足)の処理の仕方。

外足のエッジが立ってしまうと板は回らず

内足が進んでいるのに置いて行かれてしまう。

そこで外足もエッジを立てたり外足で送り出そうとせず、

内足と外足が平行に進むように腰を同じ体勢で回動させる。

内足を軸としたコンパスのイメージ。



この後、斜面が片斜面だったことを利用してちょっと違う観点のレクチャー。

片斜面というとどうしてもフォールラインがずれてしまうことが多い。

それを解消するコツは

登っている側の斜面に登りきらず、坂の途中をバンクのイメージで使って降りること。



続いてこの方法を使って小回り。

イメージ的には大周りと同じでタイミングを早くするだけ。

ただし、ストックを突く位置が重要で、

今までの様に斜め前の板に近い位置に突くとストックが板の回道を邪魔するので

少しブーツ寄り側に下げて板から遠い位置に突く。

すると板の回動を妨げることなくリズムが取り易い。




私は今回フリーライドの板だったので他の皆さんのデモ系やレース系の板よりもカーブが緩い。

そこで、更にエッジを立てないようにとの注意。

また小回りの時も回らないからと焦らないで

もうちょっとゆっくり板が回るのを待った方がいいとのアドバイス


大周りでのフェイスコントロールは昨シーズンから教わっていて何となく感覚を掴んでいたけど、

小回りのあの自由なカンジは初めての感覚。

ブーツのかかと寄りを軸にヘッドもテールもクルクル回る感じでした。

すごく自由に踊って滑っている感じ。







Oガサカさん、とっても楽しい&有意義なキャンプ、ありがとうございました!!





(これらの写真もHPから拝借しました。営利目的じゃないしいいですよね。)


渡部先生、とっても楽しくて分かり易いレッスン、ありがとうございました!!




誘ってくれたJ、ありがとう!!

Iさん、O、お世話になりました。



「今シーズンはもうちょっとマジメに滑るぞ!!」



おまけ

私がマジメに滑っている間、

お留守番のダンナとけん茶太コンビはドッグカフェ行って、

美味しいものを食べていたそうです。