マジスキー動画

今日の記事は

「私が習ったことを忘れないための記事」

で超マニアックな記事です。



3月の半ば、マジスキーメンバー・J、Yさんと一緒に尾瀬岩鞍に滑りに行きました。

2人共、私より全然若いし、

スキーの腕前も相当上なので、勉強になる事が沢山あって、私にとっては数少ない勉強の場です。



この日の滑りをYさんのハイビジョンビデオカメラで撮って頂きました。



先ずは大回り。

お手本・Jの大回り

続いて私の大回り




次にYさんのお手本大回りと私の大回り



彼らと私の滑りの大きな違い。

1.スピード

2.ターン孤の大きさ

(彼らは大きく、私は小さい)

3.ターン孤の形

(彼らは縦長な円弧、私は「し」の字。つまりターン後半に横に引っ張り過ぎ)



そして、見た目に彼らの滑りはこちらに迫ってくる滑りだけど、

私の滑りは迫ってくる感じが少ない。

これはターン後半の滑りの伸びの差に起因すると思われる。


そこで2人に教えて貰いました。

彼らの指摘は

「ターン後半のポジションの差」

彼らはターン後半もしっかり板の真上に乗っているけど、

私は去年も課題になってた

「斜め腰かけ状態」

ポジションが斜め後ろに移動してしまうことで

板が横になり、ブレーキ要素になって、スピードが出ないし、後半の伸びが出ない。

また板が横になってしまうことで、ターン後半横に滑る距離が長く、

ターン孤が縦長ではなく「し」の字状になる。

これらのことは見た目にも影響し、迫ってくる滑りが出来ない。



私が今シーズン心掛けていたことは

シーズンインキャンプで習った

「フェイスコントロール

具体的には

「内足始動・外足回ってくるのを待つ・腰を軸にして同調」

これだけ。

しかし、彼らのアドバイスと併せて考えると、

外足(外腰)が遅れているので、

ターン後半板に乗れず、斜め腰かけになっている。




そこで、

「ターン導入時、外腰を内腰に同調させて回す」

ことと、

ターン孤を彼らの様に縦長にするために

「ターン切り替えの為の重心移動をゆっくり行う」

ことだけを心掛けて滑ってみました。



私の滑り

さっきより随分スピードアップしたし、

ターン孤が大きく、縦長になりました。

でも、ブレーキ要素が減った分、思ったよりスピードが出て怖かった。

その結果、斜め腰かけ気味。



続いて、Jのお手本大回り

やっぱり彼のポジションは常に板の真上にあることが分かります。

そのためスピードが落ちず、滑らかな滑り。

スピードが速いのでターン中の内倒もキレイに入ってます。



「スピードが出て怖かった」

と2人に話したところ、もう1つ上の課題をレクチャーして貰いました。

「ターン導入前に『板をドリフト状にずらす動作』を入れて

スピードコントロールする」


ピンクで囲ったブルーの三角部分でドリフト状に板を滑らせると

ターンに入る時のスピードコントロールが可能です。

これを習ってやってみたところ、

自分のものにはなっていないものの、

ターンを途切れさせることなくスピードコントロールしながら滑る事が出来ることが分かりました。

問題は来シーズンまで覚えてるかどうかですが・・・。





続いて小回り編。

最初は今風な

「落とす小回り」


Jのお手本と私の滑り

小回りは大回り程腰のポジションに差を感じないものの、

板の回り方のスムーズさにハッキリと差が出ています。

これはやっぱりJは常に板の真上に乗っているので板と一緒に体軸も動くけど、

私はターン後半ポジションが斜め後ろになるので板が回って来る時に板が横になってブレーキ掛けてるから。

大回りと同じ課題が残りました。



次に不整地に強い昔ながらの

ポジション低めの

「粘る小回り」


Yさんのお手本と私の滑り

スピードが全然違うけど、昔ながらの滑り方なので私の滑りもさほど荒が目立ちません。

ただYさんのイメージのまま滑ったのでスピード出過ぎて慌ててしまった。

これも「落とす滑り」ほどではないけど、

板の真上に乗って一緒に移動することを心掛けたいです。



「J、Yさん、今シーズンも

為になるレクチャー、ありがとうございました!!」